2ヶ月
STUDENT INTERVIEW 33

【企業研修】顧客ニーズを理解し 主体的なデザイン提案を 業務で行うまでの成長談

EMIさん システムエンジニア 20代

ー自己紹介と業務内容を教えてください。

かんぽシステムソリューションズの土屋です。 職業はシステムエンジニアで業務内容は要件定義から入り、HTMLやCSSなどの基礎的なコードを書いています。

ー日常業務の中で、デザインに関する課題などはどういったものがありましたか?

担当しているプロジェクトでは、最低限の機能やUIデザインが担保されていればよい、という理解で業務を行っていました。 そのため、デザインに関する提案だったり、制作意図を伝えることなどをしてきませんでした。

ーでは、組織やチームとして抱えていたデザインに対する課題はどういったものがありましたか?

私の部署は13名程度の規模なのですが、あまりデザインの重要性を理解できていませんでした。 たとえば、顧客に一番触れる場所である画面にもかかわらず、機能だけが重視されており、機能以外での付加価値をつけていかなければならないよねと上司とも話していました。

ーそういった背景のもと、デザインを学んでいただいたきっかけはなんだったんでしょうか?

デザインは元々興味があったのですが、なかなか勉強するきっかけがなく、SNSなどでデザインのtipsのつぶやきにいいねを押す程度でした。 たまたま今回は上司からデザインを学ぶ機会をいただき、声をかけていただいた時は前のめりに「やりたいです!」と伝えました。(笑)

ーデザイン授業ではどういったことを学びましたか?

ソフトウェアの操作方法ももちろん学びましたが、画面設計やUIデザインだけでなく、思考プロセスや言語化の部分も意識できるようになりました。 今までは自分の考えを説明し、伝えることが苦手でした。ですが、論理的に考える癖をつけることで、根拠と結果を構造的に説明するコミュニケーションの部分も学びました。 これはデザイン領域以外においても、役にたっています。

ーどの課題制作が成長を実感できましたか?

1ヶ月目の卒業制作が思い出に残っています。 今まで上流工程の要求定義や要件定義から考えたことがなかったので、コンセプトやターゲットまで自分で考えた上で、オリジナルのWEBサイトをデザインしたので印象深いです。 この時に学んだ、画面設計の際にユーザーのインサイトを考えながら、それらを情報設計やUIデザインに落とし込むプロセスは、まさに現在の業務にも活かせています。

ーお仕事をしながら毎日デザイン授業を受けるのはどうでしたか?

業務が忙しくても、授業は毎日録画されていたので、土日とかでも復習で視聴し直すことができました。 授業もリアルタイムで他の生徒さんと一緒に話しながら進行するので、仲間と共に学べるのは心強くて楽しく学ぶことができました。

ー今回学んだ内容を業務にどのように活用できていますか?

お客様がどういうニーズを抱えていて、どんな機能を欲しいのだろうかと相手のことを考えながら業務を行えるようになりました。 それがデザインを形づくっていくうえでは、必要な考え方であると思うので業務でも早速取り入れています。 そして、お客様のニーズに沿ったデザインをつくっていきたいとより一層思うようになりました。

ー会社のチーム内でデザイン知識が役立っている場面はありますか?

チーム内でどういうターゲットがいて、どういう印象を与えたいかを考えてから、デザインに着手するようになりました。 全員の考えが揃った状態でデザインに着手できる点は大きく変わった点かもしれません。 また、提案の仕方も論理的に説明ができるようになりました。そのおかげでデザイン領域や提案時はチームから頼られる機会が増えてきたように思います。

ー今後、デザイン領域でさらに挑戦してみたいことなどはありますか?

「こういうの考えてみました」と上司に伝えるだけでなく、自分自身で課題の本質やニーズを理解し、提案ができるようになりたいです。クライアントと直接議論をしたり、主体的な提案をしていきたいと、デザインを勉強してみて思いました。

ー企業研修として参加して、デザインを必要としている他の企業様にモンスター・アカデミアの授業はおすすめできますか?

全くの未経験でも少しずつでも学び続けることの重要性を感じましたし、こうやって業務に活かせていて、デザインの話が少しずつできるようになったことが楽しいです。 モンアカでの授業は楽しいので、ぜひ参加してみてください。