3ヶ月
STUDENT INTERVIEW 14

地元を飛び出し 念願のデザイン職へ 不安が自信に変わるデザイン留学

MITSUKIさん 元販売員 20代

ーセブ島のデザイン留学に来られた経緯を教えてください

元々高校時代からデザインに興味はあったのですが、結局その道に進むことはありませんでした。短大卒業後は、販売員の仕事をして普通の生活を北海道でおくっていました。 そんな生活を6年過ごした時に、今の自分のキャリアや今後のこと、年齢を考えたときに新しいことにチャレンジするには今が最後のチャンスだと思い、思い切ってモンスター・アカデミアに来ました。

デザインクラスを受けるMITSUKIさん

ーモンスター・アカデミアを知ってから、デザイン留学を決意するまでに、不安などはありましたか?

モンスター・アカデミアについては、一期生募集の時から実は知っていて、SNS広告をスクショして画像だけは保存していました。 留学はしたかったのですが、私の周りに留学をしている人がおらず、英語もデザインも何もできない私にはかなり敷居が高く、はじめはなかなか決心がつかずに不安でした。

ーたしかに知らない世界に飛び込むのは勇気がいりますよね。そこからデザイン留学の申し込みまでどのように決断したのでしょう?

販売員の仕事を辞め、自分のやりたいことをもう一度見つめ直したんです。それがやはりデザインに関する仕事であったり、ものを作ることでした。しかし、自分の目指したい職業で働くには、今の自分ではスキルが無いと改めて感じました。 現在の年齢を考えると、専門学校に行ってから就活するのでは時間がかかりすぎると感じ、短期間でスキルを学べ、就職に活かせる学校を重点的に探すことにしました。 その時に、保存していたモンスター・アカデミアの広告を思い出したんです。はじめは「海外か〜…」と少し不安を感じていました(笑)。 そこで軽い気持ちで、LINE通話でのオンライン説明会に参加したのですが、デザイン講師の方とお話しをしたことで不安がなくなり、申し込みを決めました。

ーそうやって悩みながら、デザイン留学を選んでいただいたんですね。では、実際に3ヶ月のデザイン留学はどうでしたか?

デザインの授業や英語の先生との英会話、このデザイン留学を通じて同じ志しを持った方と出会えたのは、とても楽しく充実した3ヶ月間でした。 自分と同じような未経験の人たちも多く、当初は授業に置いて行かれないか不安だったのですが、無理なく楽しくデザインの勉強を進行できました。

3ヶ月目の卒業制作を発表するMITSUKIさん

ー当校ではグループでデザイン授業を行いますが、MITSUKIさんにはそれが合っていたんでしょうね。では、実際にデザインの授業はいかがでしたか?

正直に言うとデザイン留学前から、人と接する事が多かったので、考えたことを相手に言葉で伝えることは、既にできていると思っていました。ですが、実際に授業では、曖昧な感覚や雰囲気など、言語化されていないものや視覚的なものを言葉にして伝えるので、そういったものを言語化してわかりやすく伝える点で、難しさを感じました。 その中でも気づきがあり、自分の中で伝えたい意志が明確に定まり、言語化ができれば、それは自ずとデザインで表現でき、ブレずに提案できるということが分かりました。これはデザインに限らず、わたしの中ではとても大きな収穫でした。

ーデザインを3ヶ月勉強し、入学前と後ではデザインに対してどのような変化を感じましたか?

思っていた以上にデザインって、細部まで細かくルール設定や製作意図が考えられてデザインがされているとわかりました。 例えば、ロゴに関しては遠くから見てもわかるような視認性が良いデザインにするだとか、プロのデザイナーが知っていることを日々習得していくのがとても楽しかったです。 これはプロのデザイナーさんが講師だからこそ知ることができる知識で、とても為になりました。

ーこの3ヶ月のセブ島デザイン留学で、一番印象に残っている授業はなんですか?

3ヶ月目の卒制であるミネラルウォーターのコンセプト設計、ロゴデザインとパッケージデザイン、そしてプロモーション戦略の課題ですね。 あと、2ヶ月目の課題であるSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)にまつわる環境問題をテーマにした、奈良の鹿愛護団体の活動を認知させるためのロゴ制作、広告デザイン、エコバッグのデザインです。 それぞれ市場調査やユーザーリサーチから行い、自分自身で何を制作するのか、何をテーマにするのかを決めなくてはいけないので大変ではありましたが、苦戦しながらもデザインまで落とし込むことができました。 2ヶ月目の課題である奈良の鹿愛護団体に関する作品は、実際に団体にアプローチをして、デザインを送る流れにもなりました。そう言った点も含めて、社会課題をデザインでどのように解決できるのかを考えるのは、難しかったですがとても良い経験となりました。

MITSUKIさん、デザイン制作画面

ー課題で制作したデザインが起用されたんですか!すごいですね!そのほかの授業でも印象的だったデザインはありますか?

ありがとうございます!(笑)。これから広告とエコバッグを入稿して、先方へ郵送するところです。 ほかの授業で言うと、ロゴ制作は奥が深いなと思いました。名刺やWEBサイト、看板などのさまざまな媒体を考慮して、汎用性が高いデザインにしなければならなかったり、3色以上の色は使ってはいけないなど、細かな配慮を意識して制作しなければいけないので、とても面白かったですね。 プロのデザイナーが常日頃意識していることを授業内で学べたのは、とても良かったです。

ー3ヶ月コースで学んだことを今後どのように生かしたいですか?

まずは就活ですね。3ヶ月目の授業では自分のキャリアのビジョンマップを作成し、それに対してどのように進行するのか、どのように達成するのかを細かく決めました。帰国後はそれを実行して、早くデザイナーとして働きたいです。 商品のパッケージやお店のロゴ、音楽が好きなので音楽やアーティストに関わるデザインをしたいと思っています。

MITSUKIさん鹿のポスターについての発表

ーそれでは最後に3ヶ月のデザイン留学を終えて、デザイン留学を検討している方へメッセージをお願いします。

興味がある方はまず飛び込んでみるべきだと思います。 私も地元の北海道から出たことがなく、不安な気持ちでセブ島に来ました。しかし、デザイン留学に来てみると、同じ意思を持った人たちとデザインの勉強ができるので、とても刺激的な日々を過ごせました。 デザインをやらなければならない環境に身を置くことで、成長することができました。 少しでも気になる方はどんどんチャレンジをして欲しいです。 私のようにチャレンジが自信に繋がるかもしれませんし、チャレンジに失敗はないと思います。 正直、3ヶ月間はとても短く感じました。仲間もでき、先生も面白く本当に毎日充実した生活を送ることができました。 是非、デザイン留学を検討されている方は一度来てみてください!