2ヶ月
STUDENT INTERVIEW 44

海や貧困エリアなど リアルな海外に触れ、 出会いが私を変えた2ヶ月間

MIDORIさん ジュエリーデザイナー 20代

ー初めに自己紹介をお願いします

モンアカでデザイン留学2ヶ月コースを受講した29歳のMIDORIです。前職は、ブライダル関連と保険会社に勤めていました。現在はジュエリーブランドの運営をしています。よろしくお願いいたします!

ーなぜモンアカに留学しようと思いましたか?

自分は、日本で自分のジュエリーブランドの運営をしています。自分自身でもジュエリーの制作をしており、そのスキルを向上させるため、今年デンマークにジュエリーの留学にいく予定です。 デンマークに行く前に英語のスキルを伸ばしたい、また自分のブランドのパッケージデザインやロゴ制作などもデザインしたいと思っていたので、両方のスキルを伸ばすことができるモンアカで留学をしようと思いました。

ー実際に2ヶ月間デザインを学んでみた感想を教えてください

自分は今まで、ロゴデザインやパッケージデザインの依頼を何件か受けたことがありました。2ヶ月間モンアカでデザインを学んでみて、自分がデザインしてきたものは、表層の部分しかできていなかったことを発見できました。実際に授業では、デザイン思考や、ブランディングのことなど、デザインの表層以外の部分を多く学ぶことができました。 その考え方は非常に難しかったですが、それらをデザインに取り入れることで、デザインをするときにユーザー目線になって考えることが大事だということを学びました。

ーデザイン授業で一番大変だったことはなんですか?

今までは自分が作りたいものしか作っってこなかったので、誰かのためにデザインをするのが難しかったです。モンアカの授業では、自分が設定したターゲットに向けてデザインコンセプトを作り、その後初めてデザインに取り掛かります。今まで自分がしてこなかった方法でデザインを学べたので非常に良かったと思っています。

ーデザイン授業で学んだことはなんですか?

IllustratorやPhotoshopの操作方法、デザイン制作の手順など、多くを学ぶことができました。また、自分のブランドのSNSコンテンツの作り方や、自分のジュエリーブランドの改善点をいくつも気づくことができました。 具体的には、自分はSNSを通して伝えたいことを伝えているつもりでしたが、果たして本当にユーザーに伝わっているのか? など、ユーザー目線になる考え方を学ぶことができましたし、これから実践していきたいと思っています。 こちらはMIDORIさんが2ヶ月の卒業制作で制作した作品。MIDORIさんが運営するジュエリーブランドのインスタグラム用の投稿画像コンテンツを作成しました。今後MIDORIさんのジュエリーブランドは、ジェンダー問題に関わるプロダクトラインを作る予定で、その告知と日本の抱えるジェンダー問題の配信がこの作品の目的です。 MIDORIさんのブランドの顧客がターゲットユーザーになっており、多様性・個性がデザインのコンセプトになっている作品です。

ー2ヶ月間英語を学んでみた感想を教えてください

自分は英語を話すことが苦手で、いつも「英語=難しい」という固定概念の中生きてきました。今回、留学をして「英語って楽しい」と思えるようになりました。留学当初は英語の授業に対して不安が多かったですが、今は英語の授業が楽しくて、英語をが好きになるきっかけになったと思います。卒業後も引き続き学んでいきたいと思っています!

ー英語の授業で学んだことはなんですか?

正しい英語の発音方法や英語の勉強法を一番学んだと思います。英語の勉強方法ですが、一番はとにかく英語を喋ることだと実感しました。どんなに単語や文法を覚えても、それを実践しないと英語力は伸びません。 留学は英語のクラス以外にも、日常生活で英語を使う場面が必然的に発生するので、英語が使える環境に身を置くこと自体が自分にとって学びになりました。

ー授業以外で印象に残っている留学中の出来事はありますか?

クラスメイトと一緒に離島やビーチに行ったことが一番の思い出です。やっぱりセブ島の海は綺麗で、これだけでもセブ島に来て良かったなと思えるほど綺麗な場所でした。 またセブ市内にある孤児院に行ったことは留学中の印象に残っている出来事です。テレビでしか観たことがなかったような貧困の地域に行き、貧困のリアルを目の当たりにしました。自分は日本に生まれて色々な選択ができること自体が恵まれていることなんだと、肌で実感することができました。

ーこの2ヶ月で何を一番得られましたか?

一番得られたことは人との出会いだと思います。特に印象的だった出会いがLGBTQの方との出会いです。自分の2ヶ月目の制作内容が日本のジェンダー問題の改善でした。市場調査をしている際に、LGBTQの方にお会いしインタビューをする機会があり、たくさんのことを聞くことができました。 また、フィリピンではLGBTQの方が格好を気にせず会社で働いていたり、周りもそれが普通で全く差別がありません。日本では非常に稀な光景です。日本との価値観の違いは肌で感じることができましたし、自分のジュエリーブランドでもこの経験を活かして、ジェンダー問題にこれからも取り掛かっていきたいなと思えるきっかけになりました。 またこの出会いがきっかけで、固定概念を持たずに人と接することができるようになりましたし、そのような考えを持つことができるようになりました。人を見る目が少し変わった気がしています。

ー留学後はどのようなキャリアをご検討されていますか?

留学後はこの後、ジュエリーを学びにデンマークへ留学に行きます。デンマークではジュエリーの制作を学び、自分のブランドのクオリティーを向上させたいと思っています。 また、モンアカで学んだデザインのスキルや思考を活かして今後さらに事業を拡大していこうと思っています。

ー最後に留学に挑戦したい方に応援メッセージをお願いします

もし留学に迷っているなら挑戦すべきだと思います。行動を起こしてみると必ず自分の未来につながると思いますし、挑戦をしてみたらその努力がいつか必ず返ってくると私は思います。 また、私のデザイン授業のクラスメイトは自分の夢や目標に向かって向上心が高い人ばかりで良い刺激になりました。デザイン留学は英語とデザイン以外にも人としても成長できる時間になると思うので是非留学に挑戦してみてください。