1ヶ月
STUDENT INTERVIEW 37

新たな視点に気づけた日々 大人になってから デザインを学ぶ贅沢

TOMOMIさん フォトグラファー 30代

ーまずは自己紹介をお願いします

フリーランスで、編集者やライター、フォトグラファーとして活動している伊佐です。 大学卒業後、金融機関や出版社で会社員として働いた期間もありましたが、どうしても長い期間、場所にとらわれず旅をしながら働きたくて、仕事とライフスタイルの転換を決意。転身後は、仕事を持ちながらの取材旅行、世界一周の旅や、語学留学、多拠点居住などにトライしてきました。 現在は沖縄と東京の2箇所を拠点に、日本国内や海外を旅しつつ、「書くこと」と「撮ること」をメインの軸に仕事をさせていただくことが多いです。よろしくお願いします。

ー多岐に渡る活躍をされていますが、なぜデザインを学ぼうと思ったのですか?

記事制作や撮影、メディア運営やSNS運用など、長らくWEBに携わる仕事をさせていただく中で、自然と「デザインを学んでみたいな」と思うようになりました。 というのも、どの活動も、デザインと関わりがあることがとても多かったんです。また、自分の作品作りでもデザイン要素が必要な場面が多く、けれどわからないことがありすぎて、歯がゆい気持ちでもいました。 でも、正直、そもそもデザインをどのように勉強すれば良いかがわからなかったんですよね。何から手をつけるべきかも分からなかったですし。デザインソフトの使い方を習得したいというよりも、デザインの考え方まで理解できたら嬉しいなとも思っていたので、いつしか、「仕事が落ち着いて時間が作れるタイミングで、プロの方から学んでみたい」と考えるようになっていきました。

ー元々、お仕事柄デザインに近い場所にいらっしゃったんですね。では、数あるデザインスクールの中でなぜモンアカを選ばれたのですか?

一番の理由は、私の友人が数名受講していて、かつその全員が口を揃えて「デザインに興味があって、勉強してみたいと思っているなら、ぜひ!モンアカ良いよ!」と言っていたことです。学んだことを仕事や暮らしに生かしている人も多かったので、安心感と信頼感と、期待感(笑)がありました。 また、モンアカはフィリピンのセブ島に滞在するスタイルの、現地でのデザイン留学も運営されていると知って、海外が好きな私にとって何か縁があるのではと感じて受講を決めました。 ※2022年9月からフィリピンのデザイン留学を再開しました

ー今回は完全オンラインでの授業でしたが、受講した感想を教えてください

1ヶ月コースを受講しましたが、受講前は期待値が高かった一方で、「デザイン素人の私がたった1ヶ月で何ができるようになるんだろう?」と不安な気持ちも正直ありました。 けれど初日のガイダンスで、授業の進め方がとても丁寧で実践的であることや、講師の方が豊富な経験を持つ現役デザイナーさんであること、また「デザインとは、相手に伝わるためのコミュニケーションの手段である」というモンアカが大切にしている考え方などを知って、「私にもできそうかも」と少し安心しました。 そして、実際に数日受講したあとは、「これは、1ヶ月でかなりデキるようになるのでは……?」と確信に変わりました。私が選んだコースは、平日の夜、毎日授業があったのでかなり頭と体力を使いましたが(笑)、その分毎日が充実した学びの連続で、デザインソフトを扱うスキルやデザインの組み立て方の基礎はもちろんのこと、暮らしの中にあふれるデザインに対する理解もとても深まりました。

ー1ヶ月大変だったと思いますが、デザインについて深く学べる機会になっていただいたのならよかったです。

そうですね。改めて、大人になってから新しい知識やスキルを学べるのはすごく贅沢なことだと感じました。 仕事に直接関係のある分野ではなく、まったく予備知識のない新しい世界を学校で同期と一緒に学ぶ、という体験は、私自身ほぼ初めてでしたし、多くの人にとってもそうなのではないかなと。新鮮で勉強になり、なおかつ仕事でも趣味でも役に立つデザインを、日々フル回転で学べる1ヶ月は、もう一度トライしたいくらい貴重な日々でした。

ー充実した授業の中で印象に残っている授業はありますか?

ほとんどの授業が印象に残っていますが、デザイン制作物の制作及び発表の授業が一番印象的でした。とくに、感情を丸の図形をベースに表現したり、簡単なアプリデザインを考えたり、Webサイトをデザインする授業は、アイディアを形にする道のりが私にとっては険しくて、忘れたくても忘れられないかも……。 授業を受ける前は、デザインって、「デザインする」ことがすべてだと想像していたのですが、デザインとしてアウトプットされるまでの道のりーーたとえばコンセプトや想い、ターゲット設定やコピーライティングなど、デザインに辿り着くまでの過程もデザインなのだと気がついていきました。 ただ、想いや構想をテキストにできても、それをデザインにつなげるのがすごく難しくて。その試行錯誤の連続と、講師や同期のアドバイスやフィードバックの同時進行がとてもためになりました。1ヶ月間という同じ期間、デザインを独学で学んだとしても、同等の学びは決して得られなかっただろうなと思っています。

ーこの1ヶ月間で身についたスキルはありますか?

手を動かす点で言うと、Illustratorの操作方法はある程度身につきました。 今までは資料などを作成する時はPowerPointやKeynoteが多かったのですが、今後はIllustratorも使えるので、選択肢が増えたのはとても心強いですね。 そのほかは、今まで持ちえなかった「デザイン的な視点」を得られたことが、個人的にはとても影響が大きいなと思います。駅の看板や食品パッケージ、雑誌や映像など、身の回りにあるさまざまな表現の中に、デザイン要素を見出すことが多少できるようになった気がしていて、世の中の見方が変わってとても面白いです。

ー今後どのような場面でそのスキルを活かしていきたいですか?

変わらず本職でデザイナーの方とお仕事させていただく機会が多いので、その方々とスムーズに仕事がしたいです。 すでに、ディレクターとしてWebサイトのデザイン提案をする際に、イメージのたたき台を作ったり、デザインに必要なテキストや要素を集めたりと、少しずつ生かせている気がします。 また、誌面のデザインや動画作成の際のテロップや効果もデザインと密接に関わっていると思うので、作品作りという点でも、モンアカで学んだことを生かしたいです。

ー最後に大人になってからデザインを学ぼうとしている方へメッセージをお願いします!

デザインは、どんな職種・環境の人にとっても、多方面で活かせるスキル、視点なのだなと感じています。 もし少しでもデザインの勉強に興味があるなら、スタートはいつからでもできますし、未経験からでも学べる環境がモンアカにはあるので、ぜひ環境が許した時にチャレンジしてみてほしいなと思います。私は受講できて、とってもよかったなと思っています。